【寒暖差と早朝高血圧】10月の急な冷え込みで血圧が跳ね上がる?危険な「モーニングサージ」を防ぐ正しい測定法と降圧薬の注意点

今日から10月がスタートしました。日中は過ごしやすい秋晴れですが、朝晩はひんやりと冷え込む日が増えてきます。

季節の変わり目であるこの時期、調剤薬局の窓口で患者さまから多くいただくご相談が「血圧」に関するお悩みです。
「夏の間は安定していたのに、最近朝の血圧だけ急に高くなってきた」
「日中は正常なのに、起きてすぐ測ると150を超えてしまう」

実は、気温が下がり始める秋口から冬にかけては、1年の中で最も血圧トラブルや心血管疾患のリスクが高まる危険な時期です。

特に注意が必要なのが、起床後の数時間に血圧が急上昇する現象「モーニングサージ(早朝高血圧)」です。

今回は、秋の急な冷え込みが引き起こすモーニングサージの仕組みと危険性、正確な家庭血圧測定のルール、降圧薬を服用中の方が知っておくべき注意点について、福岡市南区三宅ののばら薬局が詳しく解説します。

目次

1. なぜ秋の朝に血圧が急上昇するのか?「モーニングサージ」の仕組み

モーニングサージとは、睡眠中から起床時にかけて血圧が急激に跳ね上がる現象を指します。

通常、血圧は日中に高く、夜間睡眠中は低くなる日内リズムがあります。しかし、10月の気候変化がこのリズムを大きく狂わせます。

① 急激な「寒暖差」による血管の収縮

10月は最低気温が下がり、日中との寒暖差が10度を超える日も珍しくありません。

朝、暖かい布団から出て冷え切った廊下や洗面所・トイレに移動すると、皮膚の血管が急激に縮みます。

血管が縮むことで血液の通り道が狭くなり、血圧が一気に跳ね上がります。

② 起床に伴う交感神経の過緊張

目覚めて活動を始める際、体を目覚めさせるために交感神経が急激に優位になります。

寒さのストレスが重なると、アドレナリンなどの血管収縮ホルモンが分泌され、心臓が強く拍動して血圧急上昇を招きます。

③ 睡眠中の水分不足による血液の粘度上昇

秋は空気が乾燥し始めます。夜間の発汗や呼気により就寝中に水分が失われ、朝起きた直後は血液がドロドロになりやすいため、心臓や血管への負担が増大します。

2. モーニングサージが危険な理由:朝一番は心筋梗塞・脳卒中の多発時間帯

「日中の血圧は正常だから大丈夫」と安心していませんか?
実は、昼間の血圧が正常でも朝だけ血圧が高い「仮面高血圧(早朝高血圧)」タイプの方は、脳卒中や心筋梗塞を起こすリスクが非常に高いことが分かっています。

統計的にも、心筋梗塞や脳梗塞などの血管事故は午前6時から10時の早朝時間帯に集中して発生しています。

硬くなった血管にモーニングサージによる急激な圧力が加わることで、血管が破れたり、動脈硬化のプラークが剥がれて血栓が詰まりやすくなるためです。

特に糖尿病や脂質異常症などの持病がある方、喫煙習慣がある方はリスクが高いため、早めの対策が欠かせません。

3. 正しい家庭血圧の測り方!朝の測定「5つの鉄則」

モーニングサージを早期に見つけるためには、毎日の「家庭血圧測定」が必須です。
朝の測定時は以下の5つの鉄則を守りましょう。

【鉄則1】起床後1時間以内に測る

起きてから朝の活動を本格的に開始する前の「起床後1時間以内」に測るのが基本です。

【鉄則2】必ず「排尿後」に測る

尿が溜まっていると交感神経が刺激され、血圧が高く測定されてしまいます。

必ずトイレを済ませてから測定してください。

【鉄則3】「朝食・服薬の前」に測る

食事を摂ると血圧が変動します。

お薬を飲む前のベースの血圧を知るため、朝食前・降圧薬を飲む前に測ることが絶対条件です。

【鉄則4】1〜2分静かに座ってから測る

座ってすぐに測るのはNGです。椅子に腰掛け、1〜2分間静かに呼吸を整えてから測定しましょう。

【鉄則5】測定中は「会話をしない」「脚を組まない」

カフ(腕帯)の位置は心臓の高さに合わせます。測定中に喋ったり脚を組むと筋肉に力が入り、数値が高く出ます。

4. 降圧薬を服用している方の重要なポイント

高血圧のお薬を服用中の方は、秋の季節の変わり目に以下の点に注意してください。

① 自己判断でお薬を増減・中断しない

「朝の血圧が高いから」と残っていた薬を追加で飲んだり、「日中下がっているから」と自己判断で服薬をやめるのは極めて危険です。

急激な血圧低下によるふらつきや、反動による血圧急騰を招きます。

② お薬の効果が朝まで持続していない可能性

朝の血圧が高い場合、飲んでいる降圧薬の持続時間が24時間持たず、翌朝の服薬前に効果が切れている可能性があります。

主治医に朝の測定数値を相談することで、持続時間の長いタイプへの変更や服薬タイミングの調整を行ってもらえます。

③ 起床時の行動と水分補給

朝起きる時は急に立ち上がらず、布団の中で手足を動かしてからゆっくり起き上がりましょう。

また、ぬるめの白湯をコップ1杯飲むことで就寝中の脱水を補い、血流をスムーズに保てます。

5. 福岡市南区三宅の「のばら薬局」にご相談ください

高血圧は自覚症状がないまま血管を傷つける「サイレントキラー」です。寒暖差が激しくなる10月こそ、毎日の血圧測定を習慣づけましょう。

「朝の血圧手帳の数値を見てほしい」「今のお薬の効き目について相談したい」といったお悩みは、福岡市南区三宅の「のばら薬局」へお気軽にご相談ください。

当薬局の店内には、どなたでも自由にご利用いただける血圧測定機器を設置しております。処方箋がない時でも、お散歩やお買い物の途中にいつでもお立ち寄りいただき、日々の血圧チェックにご活用いただけます。

無料駐車場(4台完備)や、スマホから処方箋を事前送信できる「公式LINE」、お薬の一包化など、安心して通える環境を整えております。ご自身やご家族の健康管理に、ぜひお役立てください。

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この記事を書いた人

ひろじのアバター ひろじ PR担当

福岡市南区三宅にある調剤薬局です。
地域の皆様のお薬の服薬をお手伝いさせて頂いています。

近隣病院からの処方箋を多く取扱いしております。
服薬に関しては当薬局にご相談ください。

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