【秋バテと胃腸の疲れ】涼しくなったのに体が重い・食欲がない?夏の冷えのツケと胃薬・漢方薬(六君子湯など)の上手な選び方

秋分の日の連休が明け、朝晩の風に心地よい涼しさを感じる季節となりました。
猛暑の夏が終わり、「やっと過ごしやすい季節が来た」とホッとする一方で、調剤薬局の窓口では患者様からこのようなお声を伺うことが急増しています。

「涼しくなったのに、なんだか体がだるくて朝スッキリ起きられない」
「食欲の秋というけれど、胃が重くて食べたい気持ちにならない」
「少し食べただけで胃がもたれ、お腹が張ってしまう」

もしこのような不調を感じているなら、それは夏の疲れと季節の変わり目が引き起こす「秋バテ(あきばて)」のサインかもしれません。

特に注意したいのが、胃もたれや食欲不振に対して「なんとなく手元にあった胃酸を抑える強い胃薬」を安易に飲み続けてしまうことです。弱り切った胃に胃酸止めを飲み続けると、かえって消化不良を悪化させてしまうケースが少なくありません。

今回は、秋口に急増する「秋バテと胃腸の疲れ」のメカニズム、胃薬選びの知られざる落とし穴について、福岡市南区三宅ののばら薬局が詳しく解説します。

目次

涼しくなったのになぜ?「秋バテ」が起こる3つの原因

「夏バテ」は暑い夏に起こるものとして有名ですが、実は夏が明けた9月下旬から10月にかけて体調を大きく崩す「秋バテ」に悩む方は非常に多くいらっしゃいます。

その主な原因は、夏の生活習慣の「ツケ」と、秋特有の気候変化にあります。

1. 夏の間に蓄積した「内臓の冷え」

猛暑の夏を乗り切るため、冷たいジュースやビール、アイスクリーム、そうめんなどを毎日のように口にし、エアコンの効いた部屋で一日中過ごしていませんでしたか?

冷たい飲食物や冷房は、胃や腸の血管を収縮させ、血流を著しく低下させます。内臓が芯から冷え切って消化吸収機能が落ちた状態のまま秋を迎えてしまうことが、秋バテの最大の引き金です。

2. 朝晩と日中の「激しい寒暖差」

秋分を過ぎると、日中は汗ばむ陽気でも、朝晩はグッと冷え込むようになります。1日の気温差(寒暖差)が7度以上になると、私たちの体温や内臓機能をコントロールしている「自律神経」に過剰な負担がかかります。
自律神経が疲弊してバランスを崩すと、胃腸のぜん動運動(食べ物を送り出す働き)がピタッと鈍くなり、消化不良や胃もたれ、全身のだるさが現れます。

3. 秋の味覚による「胃への急な負担」

涼しくなって食欲が戻り始めたからと、脂の乗った魚や肉料理、天ぷら、栗やサツマイモなど食物繊維の多い秋の味覚を急にたくさん食べてしまうと、弱っていた胃腸が悲鳴を上げてしまいます。

胃薬選びの落とし穴:「胃酸を抑える薬」ばかり飲んでいませんか?

胃の調子が悪いとき、多くの方がドラッグストアで市販の胃薬を購入したり、以前病院でもらった余りのお薬を飲んだりします。
しかし、ここにお薬選びの大きな落とし穴があります。

胃痛と「胃もたれ・食欲不振」は原因が正反対

胃薬には大きく分けて、
– 胃酸の分泌を抑えるお薬(H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬=PPIなど)
– 胃の粘膜を保護し、血流や運動を促すお薬(健胃薬、消化酵素薬、漢方薬など)
の2つの系統があります。

空腹時に胃がキリキリ痛む、胸やけや胃酸の逆流が起きている場合は「胃酸の出すぎ」が原因であるため、胃酸を抑えるお薬が劇的に効きます。

しかし、秋バテによる「胃が重苦しい」「食べ物が入っていかない」「もたれる」という症状は、胃酸が出すぎているのではなく、「胃の血流が落ちて動き(排出機能)が止まっていること」が原因です。

この状態で胃酸を強力に止めるお薬を漫然と飲み続けてしまうと、食べ物を消化するために必要な胃酸まで足りなくなり、食べたものが何時間も胃の中に停滞して、かえって胃もたれや膨満感が悪化してしまうのです。

日常生活でできる秋バテ解消の3つの習慣

お薬の力だけでなく、日々のちょっとした習慣で内臓を温めてあげることが回復への近道です。

1. 朝一番に「白湯(さゆ)」を飲む
目覚めの1杯に温かい白湯を飲むことで、就寝中に冷えた胃腸がじんわりと温まり、消化管が元気に動き出します。
2. 夜は湯船(38〜40度)に15分浸かる
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、自律神経の乱れが整います。
3. お腹を温める食材を意識する
ショウガ、ネギ、大根、根菜類、スープなど、温かい汁物や消化の良い料理を中心に摂りましょう。

福岡市南区三宅ののばら薬局にご相談ください

「胃の不快感がずっと抜けない」「市販の胃薬を飲んでいるけれど良くならない」「自分に合う漢方薬を知りたい」など、胃腸や体調に関するお悩みは、福岡市南区三宅の「のばら薬局」へお気軽にご相談ください。

当薬局では、処方箋の調剤はもちろん、患者様のお一人おひとりの体質や生活リズム、現在のお悩みを丁寧にお伺いし、最適な胃薬や漢方薬の選び方、日常生活のアドバイスを行っております。

また、当薬局の「公式LINE」をご活用いただければ、事前に処方箋を送信してお薬をご用意できるほか、服薬中の体調変化や健康相談もチャットでお気軽にお寄せいただけます。

夏の疲れをしっかりリセットし、美味しく快適な実りの秋を迎えましょう。

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この記事を書いた人

ひろじのアバター ひろじ PR担当

福岡市南区三宅にある調剤薬局です。
地域の皆様のお薬の服薬をお手伝いさせて頂いています。

近隣病院からの処方箋を多く取扱いしております。
服薬に関しては当薬局にご相談ください。

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